|
【作品名】: 「Wheel」
【作者名】: 中島 亮太郎
【コンセプト】:
今、携帯電話に限らず、情報を扱う多くの機器の操作方法は
ボタンを押すか、もしくは画面にタッチするか、デジタルな操作方法が主流となっていて
情報がすごく多くなっているので、それをすべて操作するのがなかなか難しい状況があるかと思います。
それ以前の操作方法を考えてみますと
例えば電話であっても昔の黒電話は、ダイヤルを回して操作していましたが
そのときは指を動かして、かつ全体の流れの中で番号を把握していたので
今のようにメモリ機能が無くても多くの電話番号を覚えられていたと考えます。
また同じような例で金庫でダイヤルを回すときは
同じように指を動かして、全体の流れの中で覚えていたので
パスワードを入力するよりも複雑な情報だけれども、ちゃんと体感として覚えていられる
そういう要素が「まわす」という動作には入っていたのではないかなと考えました。
今携帯電話は電話をするだけではなく、色々なこと(機能)が入っていますし
そのための操作ができなくてはいけないものになっています。
そういったときに操作方法がボタンを押すということだけではなく
もっと直感的でかつ体感として分かる操作方法が求められるのではないかと考え
今回このボディに穴の空いたカタチ、のデザインを考えました。
この穴の中のホイールを回すことによって 昔のダイヤルをまわすような方式から
情報を調べるときは、時計回りでまわして、戻るときは反対側にまわす
検索するときにも例えば上下左右にボタンを割り当てて
決定をする、キャンセルをすることが、直感的に分かるような
簡単な操作方法がこのホイールの中だけで実現できないかということを目指しました。
このデザインを通して考えたことは今後、携帯電話やいろいろな操作機器はより複雑になってゆくのでそういったときに、使えないという状況が出てくるかと思われますが
それをデザインによって解決できないかと私は考えました。
操作方法が人が直感的に分かるもの、説明書を見なくても
シンプルで操作できるもの、そういうことを目指すことによって
ヒトとモノの関係が無理のない状態で自然に使いこすことができる
そういったデザインが今後複雑になってゆく中では、よりいっそう求められるのではないかと考え
私は今回このようなデザインを提案しました。
|